階段を上がってすぐに、出会うのは、洞窟のような空間だが、見ようによっては、逆さにした地形の巨大な模型を思わせる。 表面には、大小さまざまなシワやヒダやデコボコがある。 アーキテクトルーム 関連項目 [編集 ]• もちろん、すべての建築家がアーティストとしての創作ができるとは限らないが、少なくとも、なにがしかの審美性をもち、造形を考えるのは建築家の作業の一部であるから、もともとアーティスト的な感覚や思考を日々働かせている。
82005年~ 岡田公彦建築設計事務所設立。
岡田氏によれば、「生物が本来持っている本能を覚醒させるような場所」でもある。
ここで用いられた、アルミ箔は、家庭用のラップよりもすこしだけ厚く、その厚さ0. その他 [編集 ]• とはいえ、建築家が万能だというわけではなく、今回DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAで展示された建築家の方々は、アーティスト・センスが感じられるところで、キュレートされたのだが、その意味で成功だったといえる。
また、建築家の仕事は、今のような時代、微妙な立場にある。
この巨大な展示物を生かし、全体の雰囲気を盛り上げるのが照明だ。 ちょうど、クライントと相談しながら、淡々とひとつの建築プロジェクトが成し遂げられる現場を見たようだ。
6岡田氏の作品には、どこか透明感、浮遊感を感じられるものがあるが、この作品「Another Geography」にも、それは感じられる。 もっともアーティストのアーティストたるゆえんはそのあたりにもあることは否定できないが。
開閉可能な多くの窓を配置することで色々な展示のを生みだし、個性的でバリエーションの豊富なホームコレクションの組みあわせから多様な生活のシーンとアイデアを再現できるようになっている。
通常外から照らされた物体はその周辺まで光が拡散するが、LEDの光は指向性が強く、複雑な多面体の光源を向いている面のみがくっきりと光るため、内部から光が出ているかのようにも見える。
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有機的にも見え、無機的にも見える。 逆に、アーティストが建築家になることは事実上、できない。
ディーゼルが岡田と生み出したこの空間から、今の住まいや新居をリフレッシュするアイデアがもらえるかもしれない。
つくられた部分の中に構造があるわけではなく、がらんどうで、軽い。
まさにアーキテクトは、アーティストとしては、仕事のしやすい優等生なのだ。
今回は、照明デザイナーとして、「コモレビデザイン」の内藤真理子氏が参加している。
主な作品 [編集 ]• 岡田氏の設営過程では、設備が集中する天井の空調の流れを横に流すための下準備だけで数日間をかけていたし、セキュリティーの問題なども率先して適切に処置した。
18夜ならば、いっそう不思議感が増す。
でもまだ引っ越しが完了してなかったり、家具などのインテリアが揃ってない…という人もいるのでは?新しい住まいのインスピレーションを与えてくれそうな、のホームコレクション「Successful Living from DIESEL」を使ったインスタレーションがディーゼル 渋谷店で展開中だ。
建築家とは対社会的な役割をもつ専門家である、医師や弁護士と同様に、高度の専門知識を駆使するプロフェッションであり、そのために、資格認定の制度もあるわけである。
「Another Geography」は、DIESELが持つ、多面的なイメージにインスパイアされた風景として構想された。
岡田公彦による"Aluminum Landscape"• 豊田市生涯学習センター逢妻交流館(プロポーザル)• 全体を一気につくることはできないから、部分的にしだいに張り合わせていく。 岡田公彦がデザインしている2008年public space projectのための作品• 垂れ下がった部分などは、その周囲を人が通っただけで、実は、ゆらりと動いていたりもしている。
8「素材に内在する力が生み出す形」や、「自然の法則によってできる地形」の、結晶的な法則性を喚起させる。 ギャラリーの正面フロントファサードには二層吹き抜けで、ダブル・ハイトになっているが、この部分の天井も覆われている。
現在,情報環境学科。
03ミリ。
「いままで見たことがない近未来の新しい自然、どこか遠い惑星の地表面を思わせる風景、または人類の英知による創造物」である。
様々な窓が積み重なって出来た部屋は、ユニークでクリエイティブな生活を想像させ、わくわくさせられる。 こういう方法しかとれないのだが、どこからどう始めるか、やってみるとかなり難しい作業であることが分かる。
20床に置かれた照明は、雲にもみえ、天地が逆転した世界ともなる。
アートの展示で、主宰側がもっとも気を使うのが、アーティストが作家性だけを前面に出して利己的に主張を通そうしたり、実務的な面に関して、社会通念を十分に理解しない対応をする場合だろう。
学生時代から建築デザイン分野で受賞歴がある。
1997年~2004年。
プリズミックギャラリー• DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA Another Geography 出典 [編集 ]• DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAの2階ギャラリーは、天井高が4メートル以上あり、光も三方向から入るという恵まれた条件をもつが、その空間に圧倒されない存在感をもった作品をつくることは、アーティストにとって、チャレンジングな仕事でもある。 よく見ると、決して任意にぐるぐると巻いてつくったものではなく、輪と輪の接点をひとつづつが手作業で結びつけられて、まとまりのあるかたちになっていることが分かる(なお、床に置かれた照明は、作品として販売されている)。
3インスタレーションは「windows」と題され、2015年2月15日 日 まで開催している。 すべての膜を集めて延ばすと、面積は約600平方メートルとなるが、固めても重さはわずか20キロ、人がひとりで持てる重さである。
重くも見えるし、軽くも見える。
高さに圧倒されない展示で物を配置するには、原理的には、下に置く、上から吊るすかという垂線で考える事になる。
建物を外からみたとき、インパクトが出るように、しかし、内部の照明(色付き)と調和するように配慮されている。