d 給水側水槽の水位と越流水槽の水位との差h(mm)をはかる。 ただし,保水性の低い試料の場合は,飽和度の計算を省略してもよい。 透水円筒から気泡が出なくなることを目視で確認した後,容器内の圧力を徐々に大気圧に戻す(図4 参照)。
ただし,保水性の低い試料の場合は,飽和度の計算を省略してもよい。 特にでは、パイピングが生じると動水勾配 i が大きくなり、パイピングがいっそう進展するという悪循環になり、破堤に至ることもある。
5)]。
変水位透水試験の例を,図2 に示す。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意 を喚起する。
透水係数は一般に粒径のそろった粗粒な地層ほど大きく、細粒で混合粒径の地層ほど小さい。
1 透水試験器具 透水試験器具は,次による(図2参照)。
この法則はがにの濾過砂を用いて導いた、状態に限って成り立つ関係 である。
g 試験前の供試体の質量m(g)をはかる。
A 1218:2020 (2) まえがき この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人 地盤工学会(JGS)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標 準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。
単一のボーリング孔あるいは単一の井戸を利用して地盤の透水係数を求めます。
一般に砂質土では透水係数は大きく、粘性土ではきわめて小さい。
3 供試体の飽和度を高める方法 供試体の飽和度を高める方法は,5. 封入空気は水の流れを妨げ透水係数を低める。
3)mmのものを用いる。 i 乱さない試料を供試体として用いる場合は,供試体と透水円筒内面との隙間を漏水防止材で密封する。
土粒 子の流出を防ぐことができ,その厚さは,供試体長さの0. 透水係数は地層の性質のほかに、水温、封入空気、イオン組成など水の性質によっても変化する。
平板載荷試験• 2)式を実験的に導き、またヘイゼン は、上水道のろ過に用いる砂について実験し、より簡単な公式として(3. 代表値の求め方が明確でなか ったことから,透水係数の代 表値の求め方について明記し た。
5)]。
各層の厚さは,締固め後の厚さが15. f 試験用水 試験用水は,試料の種類に応じて,水道水,蒸留水又は脱イオン水のいずれかを用いる。 1 透水試験 器具 a 透水円筒 透水円筒は,試料の最大粒径に比べて十分大き い内径及び長さをもつ円筒のもので,通常,内 径10 cm及び長さ12 cmとする。
6 変水位透水試験 6. b 水浸減圧容器 水浸減圧容器は,供試体を収めた透水円筒を水浸状態に保つ容器で,透明部のある気 密な蓋をもつ(図4参照)。 また,この場合は,脱気水を用いなくてもよい。
1 透水試験 器具 a 透水円筒 …,試料の最大粒径に比べて十分大きい内径及 び長さがあるもので,通常,内径10 cm及び長 さ12 cmとする。
ダルシーの法則 [ ] の流れに対する解析によく用いられるダルシーの法則は、次式で示される。
a ストップウォッチ又は時計 1秒単位で測定できるもの。
a 透水円筒の上蓋にスタンドパイプと貯水槽とを連結し,水を満たした越流水槽に沈める。 物理的には、多孔体中で流れの方向に直角な単位断面積を、単位の動水勾配の下で単位時間内に通過する水の量と定義される。
195)]。 現場透水試験• また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を 附属書Aに記載する。
ただし,粒径幅の広 い試料に対しては,試料の最大粒径の5倍以上であれば許容してもよい。
5 A 1218:2020 d 透水円筒を有孔板に固定し,フィルターを設置する。
6 変水位透水 試験 6. このとき地下水がボコボコと湧き出し、まるでしたかのように見えるため、 ボイリングと呼ぶ。
供試体の底部からの水浸によって,十分飽和度を高められる粗砂又はれき(礫)の場合は, 脱気過程を省略してもよい。
4 試験方法 試験方法は,次による。 a 定水位透水試験 定水位透水試験は,一定の断面及び長さをもつ供試体の中を,一定の水位差の下で 一定時間内に浸透する水量を測定する。
計算結果は,本文に記載がある場合を除き,四捨五入によって有効数字3桁に丸め る。
2倍以下とする。
また、実際に勉強に使用したテキストなどはこちらでまとめさせていただいております。
b 給水側水槽 給水側水槽は,給水側の水位を一定に保持できる越流口をもつ円筒の形状とする。 ここで h:水頭差 [m]、 L:透水距離 [m] である。 参考文献 [1] 地盤工学会室内試験規格・基準委員会 編,地盤材料試験の方法と解説,2009年,公益社団法人地盤 工学会 10 A 1218:2020 附属書A (参考) 技術上重要な改正に関する新旧対照表 現行規格(JIS A 1218:2020) 旧規格(JIS A 1218:2009) 改正理由 箇条番号 及び題名 内容 箇条番号 及び題名 内容 5 定水位透水 試験 5. なお,JIS A 1210によってモールド内に締め固めた試料を,透水試験用供試体として使用する場合 には,フィルターの厚さ分を差し引いて供試体の長さを求める。
13f 締固め後の供試体の長さL(mm)をノギスではかる。 c 締固め器具 締固め器具は,突固めによる締固めの場合には,JIS A 1210に規定するランマー,振動 締固めの場合には,タンパー及び直ナイフとする。
qとKはともに速度の次元をもつ。
このとき,供試体が余分な水を吸水しないよう十 分注意を払う。
e 越流水槽 越流水槽は,排水側の水位を一定に保持できる越流口をもつ水槽とする。
透水係数は粒径だけでなく粒の形状、配列、水の粘性係数などにも依存する。
これらの 引用規格は,その最新版(追補を含む。
[榧根 勇]. g 測定終了後,透水円筒から供試体全量を取り出す。
必要に応じて,試料の均等係数を報告する。