それでは、詳しく見ていきましょう。
それを無理して書かせているから、本音が出てきません。 加害者が本当に反省するためには、加害者の心の声を表面化させることが大切だと考えています。
自分が起こした事件と向き合うことは、言い訳という「本音」を話すことから始まるのです。
これが後悔です。
覚醒剤を使うことによる繋がり、受け入れ。
おことわり 本文に入る前に、何点かおことわりしておきたい点がありますので、ご承知の上お読みいただければと思います。 大人は、「言い訳するな」と言って、さらに私を叱りました。
そして一番大事な自分自身を大切にできない。 荒れる気持ちも分かりますよね。
私が刑務所側から依頼されているのは、個人面接は個人面接で1つありますが、2006年に改善指導というものが始まってから、出所が近い者をチョイスして授業をするという2本立てでやっています。
第三者の目 の欲求に応えるための「責任感」「愛国心」と似たような言葉だ、現象を表した言葉だと感じた。
こうしたわだかまりは一生我慢できると思っていないでしょうか?確かに、そういう可能性もあります。
「社会人なのにやってはいけないことをしてしまったなあ」や「迷惑を掛けて申し訳ないなあ」という気持ちは、焦る気持ちが大きい中では全然抱くことができませんでした。 さらにこの時、僕の職員室に着いての第一声は「すみません!」だったのですが、今思えばこれも本心からの反省ではなく、取り繕うための反省でした。
17もちろん、窃盗のような財産的な被害が出ている犯罪については、それを金銭などで返すこと(被害弁償)は被害者のために優先的に必要です。
そういう点では、ストレスに対してそこで助けてもらっていたという見方ができるわけです。
本当の反省をもたらすのは、反省させない方法なのです。
僕は教師を初めて4年目なのですが、上越教育大学の西川純先生が提唱する『学び合い』の考え方にしっくりきていて、ちょうど今年度から本格的に実践を始めています。
親、教師、上司、そして法務教官や刑務官の大半は、反省して謝罪することが正しいと思い込んでいます。 「悪いことをしたのだから救ってやる必要は無い!」では何度でも再犯を起こしてしまいます。 『反省させると犯罪者になります 新潮新書 』の著者、岡本茂樹先生のインタビュー3回目 最終回 です。
5仕事でもミスなどが起こった時に 「すみません、今後、気をつけます」 という謝罪、反省はよくあります。 怒りが出てきて、涙が出る人もいます。
皆さんも予想がつくと思いますが、実は反省をしていません。
記事の焦点 どうしても文章量の都合とわかりやすさの観点から、テーマ本に描かれている色々な要素のうち、かなり絞った内容についての記事となっています。
しっかりとした学校生活を送りなさい」という「励まし」の言葉です。
ノートをみるわけにもいかないしね。 ただ外との連携が積極的に言われているので、出る前に就労支援は受けています。 素直な感情を受け入れてくれないと、親にも自分にも嘘をつくようになっていく。
ヤケクソ 覚醒剤を使うと人生がどうなっていくのか。 岡本 :今日から始めれば良いということですよね。
岡本 :それは本当に一番伝えたいことでもあったので。
ありのままの自分をだせる場所をつくってみてほしい。
そのチャンスにしないといけないわけで、大体が先送りしてさらなるピンチにしてしまっているわけです。
別に3ヶ月空ける意味は全くなくて、書きたいときは一気に書いちゃえばいいわけですよ。 本当は色々と書きたいのですが、どうしても文章としてのまとまりを考えるとそぎ落とさざるを得ない部分がでてしまうのが実情です。 そこでロールレタリングの講習会に講師として呼ばれたんですが、「うちでこんなことをやっています」とロールレタリングのやり方を見せてもらったんです。
18子供の頃を思い出すと、親に何かばれたとか、何かあった時に「反省」ということは全然頭に浮かばなくて、「どうしよう」とか「あの時何で~しなかったんだ」とか「なんで俺だけ、あいつの方が悪いのに」とか、たぶんそっちの感情が先なんですよね。 本質的な更生や教育について語られているような気がします。
岡本 :はい、僕はそうなんです。
こういったシチュエーションでの「反省させる」には、必ずといっていいほど「言い訳するな」と「相手の気持ちになって考えろ」という言葉がセットになっているが、何よりこれがいけない、というのだ。
本書にあった『 子どもの問題行動はチャンス』という記述が多くの人に知られて欲しい。