二宮さんとは『母と暮せば』以来の共演でしたが、現場の空気をすごく和やかにしてくださり、細やかなところに目を向けられる方だなと思いました。 二宮さんは不思議にゆる~く温かい空気感を漂わす方です。 撮影は父が希望する市内のスポットでした。
病院を飛び出した真木さんを祖父は慌てて追いかけますがそれが最後の別れとなってしまいました。
父、母、兄、そして写真家本人の4人家族が、 ラーメン屋や消防士や極道など様々なシーンに扮するシリーズ、『浅田家』。
その他にも渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉といった俳優陣が集結した。
家は跡形もなく流されていました。
彼らと共に《写真洗浄》を続け、そこで写真を見つけ嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れることで、次第に《写真の持つチカラ》を信じられるようになる。 特別扱いはできないから…と断ると、莉子は「じゃあ、 私も家族写真を撮ってほしい。
192017年公開の『』以来の主演作となる。
「誰に誉められるわけでもないのにねぇ。
中野監督はそれを「人たらし」という言葉で表現しているようだが、そんな政志を演じるのは 二宮和也ということで、二宮本人のキャラと被っているようなところもあり、浅田政志という愛らしい人物と彼を温かく取り巻く浅田家の面々のことがいつの間にか好きになってくるだろう。
写真を見るということは、同時に「いまの自分を見る」ことでもあるんです。
写真はプリントするハードルも高いですが、年賀状だと同時に紙になるのでプリントも兼ねられて、一石二鳥にも三鳥にもなります。
でも、二宮和也さんの演技とても好きです。
主人公・浅田政志を演じるのは、クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』(06)で国内外に鮮烈な印象を残し、『母と暮せば』(15)で第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞、『検察側の罪人』(18)で第43回報知映画賞助演男優賞、第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した、二宮和也。
魔法が、かかるわけです。
だから、写真家でありながら、被災地で一度もシャッターを切ることができなかった浅田さんは、ある意味では本当の写真家だったのではないかと思います。
すべて、地元の三重県でいろいろな方の協力を得ながら撮影した写真は、 「演出」の見事さ以上に、家族のかかわりがもたらす「記念写真」の力にあらためて驚かされる。 ひとつは、震災が描かれていること。
18「写真」は過去を思い出させるものではない(写真にはプルースト的なところは少しもない)。 若菜でした。
そこには愛情のような何かがこもるんですよね。
一人の写真家の人生を通して《家族の絆》《写真が持つチカラ》を色濃く映し出します。
専門学校の課題をきっかけに、自身を含めた家族写真をセルフタイマーで撮るように。
しっかり充電した政志は、ついに一人で歩き始め「家族写真を撮る」ことをライフワークとしていきます。 浅田が、家族全員で様々な人物に扮したを撮り始めたのは、専門学校での「一枚の写真で自分を表現する」という課題からでした。 そもそも「写真を他人に送る」ということは、家族や自分が好きじゃないとできないですよね。
7政志は「時計を忘れたから貸して」と莉子のしている大きな腕時計を借りました。
当時はまだ写真年賀状はめずらしかったですね。
そうしたものの処理に当たっていた自衛隊も、家財道具は捨てられても、家族写真は捨てることができずに、選り分けて置いておいたらしい。
映画に登場する十数点を含む、代表作からまで約150点の作品を一堂に展覧します。
役作りなどをして役に入り込もうとするのではなく、役を自分に吸い寄せている気がします。 究極はそういうことになるとすてきだなって思っているんです。
2日本全国どこへでも出向いて行って、その家族らしい写真を撮ることが政志の仕事でした。
僕はせっかくなら家族写真を年に1回くらい撮って、プリントしてほしいなと思っているんです。
— こと n10RmXWNE8cOd75 あと、浅田家見に行こうかな。
「私に恩を10倍で返す言うたやん。
東日本大震災は突然に起こりました。
送り先の住所が変わったりして戻ってくる年賀状が何枚かはあるので、それを母がハガキケースに入れて保管しています。
退職後に訪れた 北海道の初山別で星を買い、祖父の名前をつけました。
映画に登場する十数点を含む、代表作から新作まで約150点の作品を一堂に展覧します。
浅田が、家族全員で様々な人物に扮した写真を撮り始めたのは、専門学校での「一枚の写真で自分を表現する」という課題からでした。 写真年賀状ならそれがサラッとできますよね。 写真集『浅田家』(2008年赤々舎刊)で2009年に第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。
152020年は『浅田家』及び『アルバムのチカラ』(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家』が公開され、10年ぶりの作品集となる『浅田撮影局 まんねん』(2020年青幻舎)を発表。
アルバムを抱えて帰っていく渋川の様子を見ていた莉子が「私のお父さんの写真も、みんなで探してほしい」と言います。
劇中で妻夫木は政志の兄・幸宏を演じる。
幼い頃、父・章()から カメラを譲り受けたことをきっかけに、 家族や幼なじみの写真を撮ることが好きになり、写真家を志す。
2020年は『浅田家』及び『アルバムのチカラ』(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家』が公開され、10年ぶりの作品集となる『浅田撮影局 まんねん』(2020年青幻舎)を発表。
12浅田が、家族全員で様々な人物に扮した写真を撮り始めたのは、専門学校での「一枚の写真で自分を表現する」という課題からでした。 専門学校の課題をきっかけに、自身を含めた家族写真をセルフタイマーで撮るように。
ある日、かつて政志や小野くんたちを「邪魔だ!」と怒鳴り上げた男性・渋川謙三が訪ねてきます。
自分自身を突きつめたとき、彼が選んだテーマは「家族」でした。
家族のかかわりがもたらす「記念写真」の力にあらためて驚かされる写真集です。